磁力で動く形状変化ピンディスプレイ
複数のピンを上下に動かし形状を提示するピンディスプレイの中には、多数のアクチュエータの使用により配線や機械的構造が複雑化し、構築が難解になってしまうものも少なくありません。MagneShapeは電子的要素を一切使わずに形や動きを出力するシンプルなピンディスプレイです。ピンハウジング内の磁性ピンと、その下に敷くマグネットシートだけで構成できます。マグネットシートの表面に着磁された磁気パターンと、各磁性ピンの下端に付けられた磁石との間に発生する磁力がピンを上下に動かし、また磁気パターンによってピンの高さが変えられます。論文では、ディスプレイの基本構造、制御手法、磁気ピンのファブリケーション手法とその比較、およびいくつかのアプリケーションを示し、将来の可能性について述べました。
Publication:
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Kentaro Yasu. 2022. MagneShape: A Non-electrical Pin-Based Shape-Changing Display. In The 35th Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST '22), October 29-November 2, 2022, Bend, OR, USA. ACM, New York, NY, USA 12 Pages. https://doi.org/10.1145/3526113.3545645
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Best Talk Award at UIST2022. "MagneShape: A Non-electrical Pin-Based Shape-Changing Display". Kentaro Yasu. 2022.